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水田除草機が機械工業デザイン賞の審査委員賞に オーレック


日刊工業新聞社主催の

乗用草刈機、自走式草刈機㈱オーレック(八女郡広川町、今村健二社長)が開発した水田除草機が7月26日、日刊工業新聞社主催の「機械工業デザイン賞」で審査委員会特別賞を受賞した。
同賞は日刊工業新聞社が経済産業省の後援、日本商工会議所、各工業団体の協賛を受けて、国内の工業デザインの振興、発展を目的に1970年に創設され、今年48回目。最先端製品を最優秀賞、日本力賞など9賞で評価する。対象は2017年1月1日から同年12月31日までに発売された新製品。受賞者は日刊工業新聞で紹介する。オーレックが受賞した製品は「水田除草機WEEDMAN」で昨年、同社初の水田用として発売した。同製品は、「回転式レーキ(熊手、手把)」と「除草刃ローター(回転翼)」装備で、条間のみならず、従来では難しかった株間の除草を実現したのが特徴。また、機体前方に作業機を配置したことで、作業を目視確認でき、確実な除草が可能になった。審査では、「人にも作物にも優しく、自然と調和するデザイン」のコンセプトでデザインした、丸みを帯びたカウリングの工夫が評価された。
同社では「受賞を励みに農業発展に貢献するべく製品開発を続けていきたい」と話している。

2018年9月4日発行