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福岡市実証実験フルサポート事業に採択 ウェルモ


AI活用のケアマネジャー支援で

介護事業者向けシステム開発の㈱ウェルモ(福岡市博多区博多駅東1丁目、鹿野佑介社長)は8月27日、AIを活用したケアマネジャー支援プロジェクトで福岡市実証実験フルサポート事業の採択を受けた。
同事業は福岡市と福岡地域戦略推進協議会(FDC)がIT・IoT技術の活用で社会的課題の解決につながる民間企業の実証実験プロジェクトを支援・助成する制度。採択されたプロジェクトでは、介護現場の負担減と利用者本位の介護の実現を目的に、同社が開発したAI「ケアプランアシスタント」に公益社団法人福岡県介護支援専門協会協力のもと、福岡市内の介護予防支援事業所59カ所と居宅介護支援事業所428カ所のデータを取り込むことで、ケアマネジャーによるケアプラン作成を補助する。その後、AIのケアプランの推薦精度やケアマネジャーの満足度を検証する。実証実験期間は9月から来年2月頃までを予定。
同社は2013年4月設立。資本金5億7000万円、従業員49人。提供サービス「ミルモ」は居宅介護支援事業所・地域包括支援センター向けに介護保険内外のサービスの検索・登録・管理機能を設けたWebシステム。検索カテゴリーとキーワードから、利用者に適した支援やサービスを検索でき、Webサイト、専用タブレットと冊子などで閲覧が可能。

2018年9月4日発行