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北九州の地価動向は過去最高水準に上昇 福岡県不動産鑑定士協会


第7回福岡県不動産市況DI

福岡県不動産鑑定士協会(山﨑健二会長)は8月23日、第7回福岡県不動産市況DI(今年1月1日~7月1日)を公表、県内の地価動向で「上昇する」から「下落する」を引いた「実感」の割合は前回調査比(昨年7月2日~12月31日)4・6ポイント改善し、プラス30・5と7期連続でプラス幅が改善していることが分かった。
都市別では福岡市が前回比10・2ポイント減のプラス39・8で、改善幅は縮小したものの、プラスの状況を維持。北九州市は13・7ポイント増のプラス24・5と調査開始以来、過去最高の水準まで上昇、久留米市は横ばいのプラス25だった。3市の地域以外では、福岡・筑紫(大野城市、春日市、筑紫野市など)が10・6ポイント減のプラス39、粕屋・宗像(糟屋郡、宗像市など)が10・2ポイント減の33・3と上昇幅が縮小した一方、直方鞍手・嘉飯(直方市、飯塚市、嘉麻市など)が28・2ポイント増のプラス11・5、筑後・八女・柳川・大牟田が22・9ポイント増のプラス7・7、田川が35・4ポイント増のプラス20、京築が38・6ポイント増のプラス34・8とマイナスからプラスに転じ、久留米・朝倉は4・8ポイント増のプラス27・3だった。
一方、見通しについては、県全体が0・5ポイント減のプラス12・6、福岡市は2・2ポイント減のプラス23・1、久留米市は0・5ポイント減のプラス9・5と、北九州市を除き、改善幅の縮小が続いている。

2018年9月4日発行