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新日本製薬㈱
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創業20年で通販2百億円超、直販も積極化
(写真)後藤 孝洋 社長
1992年に家庭用の総合販売会社としてスタートした新日本製薬㈱は、今年で創業20周年を迎える。94年から始めた通販事業は昨年度売上高で206億円にまで拡大。定期会員数も40万人を超えている。主力のオールインワン美容液ジェル「ラフィネパーフェクトワン」は累計販売個数が1300万個を突破し、今もその数は増加中だ。
また、最近では通販に限らず直販にも積極的で、「ラフィネ」シリーズと店舗限定のメイクブランド「ラフィノア」シリーズなどを取り扱う直営店「ラフィネカラー」を全国の百貨店内を中心に17店舗展開している。この4月からは通信販売と店舗販売のみで取り扱っていた「ラフィネパーフェクトワン」とお肌のエイジングケアブランド「グレイスフォース」シリーズの卸売を開始する。
このほか、同社では昨年12月、アメリカ発祥でセレブが愛用することで知られるベースメイクを主としたコスメティックブランド「ローラ メルシエ」の取扱会社をグループ化。現在全国で14店舗をかまえており、今春から既存店の底上げのため広報活動およびスタッフの技術教育にも力を入れていく。
グループ会社の㈱メルシスが取り扱う「ローラ メルシエ」ブランド |
国内初、カンゾウを商業栽培へ
一方、製薬会社として国内初の事業にもチャレンジしている。漢方薬の主原料になる薬用植物「カンゾウ(甘草)」の商業栽培に向けた研究がそうだ。カンゾウは漢方薬処方の約7割に使用されているが、日本国内で使われるもののほぼ全てが海外、特に中国からの輸入に頼っているのが実情。同社では以前から山口県の「岩国本郷研究所」でカンゾウの研究を進めており、高品質の苗づくりや露地栽培の技術を確立。現在、全国各地で合計3万本以上の苗を植えて試験栽培を実施中で、今後も露地栽培を拡大させ、3、4年後にも国内産として初めての商業栽培に乗り出す考えだ。当面は現在の国内全体の輸入量の1割にあたる200トンの生産を目指す。
同社はまた、CSR活動の一環でカンボジアの地雷被害者地域に、NGO国際人権ネットワーク代表の緒方由美子氏とともに小学校を建設し、教育、物資支援を5年前から継続している。
創業20年を経て、その事業内容はますます広がりをみせている。
企業DATA
所在地 〒810-0042 福岡市中央区赤坂1-14-22 センチュリー赤坂門ビル
TEL 092-720-5800
FAX 092-720-5808
URL http://corporate.shinnihonseiyaku.co.jp/
設立 1992年3月
資本金 8,000万円
事業内容 化粧品、健康食品、医薬品の企画・製造・通信販売業、店舗販売業
年商 206億円(2011年11月期通販単体)
代表者 後藤 孝洋
従業員 495人
関連会社 ㈱新日本医薬、㈱新日本ロジテック、㈱新日本製薬保険サービス、㈱新日本リビング、㈱メルシス
採用情報
募集職種 総合職・経営企画職・広告企画職
応募資格 2013年度卒業見込みおよび既卒者(2010年〜)
問合せ先 TEL.092-303-8301 ※マイナビ2013にてエントリー受付中
担当 人事課 和田
(ふくおか経済EX2012年)