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西部電気工業㈱
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「太陽光発電システム」を核に環境関連ビジネスがさらに加速
「安全と品質」の徹底で、日々進展するICT社会を情報基盤整備の面から支える九州トップの総合エンジニアリング企業・西部電気工業㈱。情報通信設備、土木・建設関連、さらにはICTソリューション、環境関連など新たな時代のニーズに応えるとともに、次なる100年に向けた動きが加速する。
(写真上)本社ビル(福岡市博多区博多駅東3丁目)
(下)太陽光発電システム施工例(A社工場)
西部電気工業㈱は1947(昭和22)年7月、福岡市において無線施設建設・保守を主業務とする「西部電気通信工業㈱」として創業した。以来、情報通信設備関連、ネットワークソリューション、土木・設備関連、環境関連など時代の変化に即応するとともに、信頼の技術力と品質をベースに地域社会に密着した活動を展開している。2003年9月には福岡本社ビルが完成、福岡における拠点機能がますます高まった。
九州トップの「総合エンジニアリング企業」として九州の電気通信設備業界をリードしてきた同社は、主力の情報通信関連、土木・設備関連工事に加え、水・ごみ処理施設の建設やメンテナンス、太陽光発電事業など環境関連ビジネスにも早くから取り組んできた。特に、低炭素社会の実現に向けて、人にも地球にもやさしいクリーンなエネルギーを活用する「太陽光発電システム」は、環境事業部が中心となって携わり、システム提案から設計、運営までのトータルサポートが大きな特徴だ。公共・産業用が150件超など九州トップクラスで、家庭用でも九州一円で施工実績を誇る。
光ファイバーケーブルの接続工事 |
熊本県菊池市で森林保全活動
さらに、地域貢献活動にも積極的に取り組む。環境関連のCSR活動では、植樹や間伐など森林づくりによる水源かん養や地球温暖化防止等に寄与する森林整備に力を注ぐ。2010年3月には熊本県菊池市と森林整備に対して支援する「企業・法人との協働の森づくり『西部の森きくち』協定」を締結、菊池市所有林39haで森林整備活動を展開している。昨年4月に実施した「第2回植樹祭」には社員、OB、家族、地元住民など約250人が参加して桜やクヌギなどの植樹活動を行った。
このほか、次の時代を担う人材育成を目的とした「西部電気工業奨学金」を創設。10年間にわたって熊本県立大学へ寄付を続けている。
「西部の森きくち」での植樹活動(2011年4月、熊本県菊池市) |
新規事業にも積極的にチャレンジ
国内景気の先行きは依然不透明ながらも、NGN(次世代IPネットワーク)のエリア拡大、サービスの多様化・高度化など、情報通信業界は大きな転換期を迎えている。また、総務省が提唱する「スマート・ユビキタスネットワーク社会の実現」に向けて、日本のICTはさらなる進展が予想される。その状況下、昨年6月に宮川一巳社長が社長に就任した。モットーは常に前向きに、プラス思考で、物事を考える「「明元素(めいげんそ)」で日々の行動の糧にしている。「長年培った『安全と品質』をさらに徹底し、近く到来するスマート・ユビキタスネットワーク社会における総合エンジニアリング企業として、お客さまの要望と信頼にお応えしたい。また、企業基盤の一層の強化を目指し、情報通信設備工事以外のビジネスにも積極的にチャレンジし『強い会社』にしていきたい」と前向きにプラス思考で新生「西部電気工業」の舵を取る。
宮川 一巳 社長 みやかわ・かずみ/1953(昭和28)年4月21日生まれの58歳、早稲田大学大学院建設工学科修士課程修了。78年に日本電信電話公社(現NTT)入社。九州支社設備企画部長兼九州技術開発センタ所長、NTTインフラネット㈱取締役設備部長兼企画部長などを経て、2004年6月にNTTネオメイト九州社長、06年7月㈱NTTネオメイト取締役九州支店長、08年7月社団法人電信電話工事協会(現情報通信エンジニアリング協会)専務理事。2011年6月西部電気工業㈱社長に |
企業DATA
所在地 〒812-8565 福岡市博多区博多駅東3-7-1
TEL 092-418-3111㈹
FAX 092-418-3349
URL http://www.seibu-denki.co.jp
創業 1947年7月
設立 1947年7月
資本金 16億円
事業内容 情報通信設備の設計・建設・保守、電気・管工事、土木工事、太陽光発電・環境関連工事、ネットワークソリューション等
年商 440億円(2011年3月期)
従業員 1,068人(2011年3月現在)
採用情報
当社ホームページをご覧ください。
(ふくおか経済EX2012年)