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6月の市内オフィス空室率は2・68% 三幸エステート調べ


低水準、横ばいで推移

賃貸オフィス仲介の三幸エステート㈱(東京都中央区銀座、種田充博社長)調べによると、6月の市内オフィス空室率は前月比0・08ポイント増の2・68%で、ほぼ横ばいで推移した。
規模別では、基準階貸付面積が200坪以上の大規模ビルが前月比0・1ポイント増の1・5%、100坪以上200坪未満の大型ビルが同0・2ポイント増の1・9%、50坪以上100坪未満の中型ビルは同0・1ポイント減の4・8%だった。主要エリア別では、博多駅前が前月比0・3ポイント増の1・9%、呉服町が前月比0・3ポイント増の2・1%、天神が同0・2ポイント減の2・0%。募集賃料は前月から85円上昇し坪当たり1万719円となった。上昇傾向が継続し、貸し手優位の様相が高まっている。
同社福岡支店では「集約移転を行った大口テナントの二次空室が発生する一方で、複数テナントの新規開設や自社ビルからの移転が見られ、空室率はほぼ横ばい。引き続きコールセンターニーズが目立つ中、まとまった面積の募集床不足が長期化しており、市外への移転を検討するケースが目立ち始めている」と分析している。

2018年7月31日発行