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ロンドンの美術館に博多織の作品寄贈 はかた匠工芸


屏風と博多帯

博多織を製造、販売する㈱はかた匠工芸(大野城市仲畑2丁目、藤永新一社長)は6月26日、ロンドンの美術館に同社が製造した作品を寄贈した。
寄贈先はロンドンの「ビクトリア・アンド・アルバート・ミュージアム」で、作品は日本最古の漫画とされる「鳥獣戯画」を織った屏風と5色の博多帯。昨年から、歴史的に有名な人物や絵画などを博多織で織るアート作品の製造に注力しており、11月にロンドンで開催された展示会に同作品を出展したところ好評だったため。同社では「2020年の東京オリンピックに向け、日本の伝統工芸品や着物文化が再び注目されている。今後も博多織の魅力をさまざまな方法で発信していきたい」と話している。
同社は2007年3月設立。資本金1億885万円。親会社は日本和装ホールディングス。14年7月に東証・東京プロマーケットに上場している。17年12月期売上高は12億4100万円。

2018年7月24日発行