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JR久大本線全線で運転再開 九州旅客鉄道


博多駅、沿線自治体で関連イベント

九州旅客鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、青柳俊彦社長)は7月14日、久大本線全線で運転を再開した。
久大線は昨年7月九州北部豪雨で被災、一部区間が不通となっており、博多駅と由布院駅を結ぶ観光列車「ゆふいんの森」も小倉・日豊本線経由の迂回ルートで運転してきた。復旧・通常ルートでの運転再開を記念し、JR博多駅では出発式があり、沿線の停車駅や自治体では関連イベントが実施された。出発式で青柳社長は「流失した橋りょうの復旧に3年ほどかかると見られていた中、関係各局や自治体のご協力で、1年という期間で復旧できた。しかし、地元や沿線の方々にとっては長い1年だったと思う。開通を機に、沿線の魅力を日本や世界にアピールしたい。また、先日発生した平成30年7月豪雨による被災部分でも一刻も早い復旧を目指し、元気な九州にしていきたい」、小川洋知事は「全線復旧で、沿線住民の皆さんの日常生活はもちろん、国内外からお越しいただく観光客の移動手段が確保される。ゆふいんの森をはじめ、久大本線沿線に多くの方が訪れ、地域活性化につながることを祈念している」とあいさつした。

2018年7月24日発行