㈱ダイショー

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松本 洋助

㈱ダイショー 社長

まつもと・ようすけ／福岡市博多区出身、1951年11月9日生まれの60歳、東福岡高校卒、趣味はゴルフ

九州工場が完成、１２月からいよいよ稼働へ

福岡工場の老朽化、また手狭になった生産体制の整備・増強を目的に、糟屋郡久山町山田で建設を進めていた九州工場が１０月２３日に完成した。
新工場は、敷地面積が約４万㎡、延べ床面積が約１万１４３２㎡で、主力ラインとなる鍋スープの生産能力は福岡工場の約２倍となる。今後の増産対応を見据えた高効率な生産設備と厳格な品質管理体制のもと、１２月にはいよいよ鍋スープの製造を開始。そして来年９月までに焼肉のたれなどの液体調味料や他の製造ラインも順次移管し、最終的には「味・塩こしょう」に代表される粉体部門の増設も検討している。
「物流面でも九州道の福岡、古賀両インターチェンジに近い上、地下水にも恵まれ食品工場としては最適な立地。地域社会と共存共栄し、町の発展に寄与する存在であり続けたい」と抱負を語る松本社長。自然災害などに伴うリスク分散の必要性も高まる中、西日本地区における重要な製造拠点として、新工場に寄せる期待は大きい。
近年は商品開発や新たな販売チャネルの開拓による中食需要の取り込みで市場での優位性を高めてきたダイショー。九州工場の誕生は、当面の目標である売上高２００億円の突破に向け、大きな弾みとなるのは確かだ。

ＤＡＴＡ
所在地／（福岡本社・工場）〒812-0064 福岡市東区松田1-11-17（東京本社）〒130-0014 東京都墨田区亀沢1-17-3
TEL／092-611-9321
設立／1966年12月
資本金／8億7,000万円
事業内容／たれ、粉末調味料、スープ等製造販売
従業員／582人
売上高／170億8,900万円（2012年3月期）
拠点／関東工場（茨城県小美玉市）、福岡第二工場（福岡市東区松田1丁目）、九州工場（糟屋郡久山町山田3034）広域営業部、首都圏営業部、関西営業部ほか全国10支店、41営業所
www.daisho.co.jp

（ふくおか経済 2012年11月号FACE）