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シー・アール・シー
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江川 洋
㈱シー・アール・シー 代表取締役会長
えがわ・ひろし/佐賀県浜玉町出身 1940年7月8日生まれの73歳。九州大学附属衛生検査技師学校(現 九州大学医学部保健学科)を卒業後、同大学中央検査室勤務を経て、67年にセントラル医学研究所(現 ㈱シー・アール・シー)を創業。2010年11月に旭日雙光章を受章。趣味はゴルフ、観劇、読書、散策
10年先見据え、最新臨床検査システムを導入
臨床検査業界において、西日本地区トップクラスの検体検査実績を誇る㈱シー・アール・シー。これまで医療技術の急速な進歩に対応した業務施策で「九州トップシェアの地場検査センター」を確立してきた。近年、新たな健康被害や環境汚染などの問題がクローズアップされ、同社はそうした生活習慣病や感染症に対する検査精度の向上や技術革新を積極的に追求。特に新型インフルエンザやノロウィルス、結核菌などの感染症検査実績は、県内外から高い評価を得ている。
今年6月には投資額10億円をかけ、最新の臨床検査総合管理システムや自動検体前処理装置、自動分析装置を導入。検体前処理から測定、データ処理・管理など一連の検査工程を全自動化し、7月から一元管理による新検査システムが本稼働した。「処理能力は検体種別にもよるが、以前の検査システムの約2倍、1日あたり3万検体以上の処理が可能になった。また、検査工程の効率化・省力化が図れるほか、より信頼性の高いデータの提供で顧客満足にも十分応えられる」と江川会長は大きな期待を寄せている。
創業50周年に向け、地域医療へ貢献し続けるCRCグループ。江川会長の視線には、10年先を見据えた青写真が着々と刻まれている。
DATA
所在地/〒813-0062 福岡市東区松島3‐29‐18
TEL/092‐623-2111
創業/1967年10月
設立/1969年7月
資本金/2,000万円
事業内容/臨床検査、遺伝子解析、健康診断支援、医療廃棄物収集運搬
関連会社/㈱シー・アール・シー食品環境衛生研究所、㈱臨床病態医学研究所、㈱シー・アール・シー・サービス、西日本健康㈱
(ふくおか経済2013年11月号FACE)