FEATURE
九州沖通信機
Tag:
阿部 准定
九州沖通信機㈱ 社長
廣島 将登 常務(左)ひろしま・まさと/佐賀市出身、1959年9月20日生まれの54歳、佐賀県立鳥栖工業高校卒、趣味はモータースポーツ
阿部 准定 社長(中央)あべ・のりさだ/大分市出身、1950年7月23日生まれの63歳、大分県立大分工業高校卒、趣味はゴルフ
宮地 伸弘 取締役技術統括部長(右)みやち・のぶひろ/佐賀県武雄市出身、1961年3月3日生まれの52歳、佐賀県立佐賀工業高校卒、趣味は車
通信技術を生かした事業構造の転換へ
1971年、電話工事保守会社「九州かもめ通信」として創業した同社。40周年を迎えたのを機に、新社屋の建設を決め今年1月に新築移転。同社8代目社長として舵を切る阿部社長は「先代が築いてきた基盤を継承しながら、物心両面で挑戦していく」と、両脇に廣島将登常務、宮地伸弘取締役技術部長を固め、新たに動き出した。
新拠点を構えると同時に、2011年からドイツの通信機材メーカー「リンディー」と共同企画していた高齢者住宅向けの緊急通報装置「Qコール電話機」の本格販売を開始。同製品は無線ペンダント式子機で、緊急発生時にはボタン一つで、登録された10カ所の通報先へ順次緊急通報を発信し、通話もできる。これまで病院福祉向けに自社の通信機器を販売してきた同社では、一般消費者向けへの拡販も構想中で、事業の新たな柱の一つとして営業体制を整えている。
さらに4月、同社完全子会社で建設業の「コンストラクションサービス佐賀」を設立。地元の公共工事の受注にも積極的に注力することで、地元電気業者からの下請け受注から将来的には直接受注に結びつける考えだ。
「早い段階で年商15億円突破」を目標に掲げる同社。事業構造の転換を図り、磐石な経営基盤を築く。
DATA
所在地/〒811-1302 福岡市南区井尻4-28-18
TEL/092-584-5111
創業/1971年10月
資本金/2,000万円
事業内容/各種通信機器の設計・販売・施工・保守 VoIP製品の販売・施工 CTI製品の販売・施工 徘徊監視システムの販売・施工 OA機器の販売
従業員/50人(グループ含む)
売上高/12億円(2014年3月期見込み)
拠点/西九州支店、西九州支店長崎出張所、熊本営業所、久留米営業所
関連会社/㈱コンストラクションサービス佐賀
(ふくおか経済2013年11月号FACE)