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大阪市の鴻池運輸に全株式譲渡 エヌビーエス


社長に稲神鴻池エンジニアリング代表

発電、電気計装分野の技術者派遣などのエヌビーエス㈱(福岡市博多区奈良屋町)は5月31日、鴨池運輸㈱(大阪市中央区、鴨池忠彦社長)に全株式を譲渡した。
エヌビーエスが鴻池グループ傘下になることで大手企業からの請負事業を受託するリスクが緩和されることや、鴻池運輸が新たに注力する電気計装設計や運転管理サービスの事業拡大が見込めることから両社のメリットが一致したもの。売買額は非公表。また同日付で石橋一海エヌビーエス社長が退任し、稲神秀治鴻池エンジニアリング代表取締役が社長に就任した。
エヌビーエスは1985年6月設立、資本金は4700万円、従業員は88人。
鴻池運輸は東証1部上場企業で1880年5月創業、1945年5月設立、資本金は17億1000万円、売上高は2767億6100万円(18年3月期)、生産工程、物流医療関連、航空関連サービスなどを展開。従業員は2万4000人。
稲神氏は岡山県倉敷市出身、1956年1月21日生まれの62歳、群馬大学工学部機械工学科卒、78年4月鴻池運輸に入社し大阪支社配属、80年5月名古屋支店で機械工事関連事業を経験し、2000年4月鴻池エンジニアリング統括部長、05年6月取締役、07年6月代表取締役常務、10年6月代表取締役。趣味は自転車。

2018年7月3日発行