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熊本駅新幹線口隣接地を取得 JR九州


1690㎡の敷地を

九州旅客鉄道㈱(JR九州、福岡市博多区博多駅前3丁目、青柳俊彦社長)は6月26日、熊本駅新幹線口隣接の土地(熊本市西区春日3丁目)を5月16日付で取得したと発表した。
同社では熊本駅周辺地域において2021年春の開業を目指し熊本駅ビルの開発計画を進めており、その第1弾として今年3月17日に同駅高架下に商業施設「肥後よかモン市場」をオープンしている。今回、駅周辺のさらなる賑わいづくりに向けて現在駐車場として賃借している土地1690㎡を取得したもの。対象地は同駅白川口側に計画する熊本駅ビルとは高架を挟んで反対側に位置する。オフィスと商業施設の複合ビルを作る方針だが、具体的な開発内容は決定次第発表する。同社では「今後とも、駅ビルを中心として、賑わいを拡大させ、熊本の陸の玄関口に相応しいまちづくりを進めていく」と話している。
計画する熊本駅ビルは地上12階、地下1階建てで、商業とホテル、立体駐車場による複合施設。敷地面積は1万9000㎡(熊本駅周辺開発の敷地面積は約7万㎡)。延べ床面積が10万7000㎡、 商業店舗面積が3万7000㎡。地上9階から12階がプレミアム宿泊主体型ホテル(200室)、8階が結婚式場(多目的バンケット)、1階から7階が商業(シネマコンプレックス含む)、地下1階から地上4階が駅ビル直結駐車場(800台)となっている。
3月に開業した肥後よかモン市場は延べ床面積が7500㎡、店舗面積が3900㎡。物販33店、飲食18店、サービス8店、熊本市とJR九州が共同運営する観光案内所の計60店が入居している。

2018年7月3日発行