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次世代LPWA通信規格の普及促進団体設立 QTnet


アイティアクセスなどと4社共同で

九州電力グループの情報通信事業会社、㈱QTnet(福岡市中央区天神1丁目、岩﨑和人社長)は6月1日、アイティアクセス㈱(横浜市、高橋尚社長)や㈱テクサー(京都市、朱強CEO)、凸版印刷㈱(東京都、金子眞吾社長)と共同で、次世代LPWA通信規格「ZETA(ゼタ)」の普及促進団体「ZETAアライアンス」を設立した。
低消費電力でメッシュネットワークを構築可能なZETAを日本国内で普及促進する狙い。同団体ではZETAの構成要素となるデバイス開発やシステムインテグレーション、クラウドサービス、アプリケーションなどのプラットフォーム開発を会員が連携して行い、ビジネス展開を加速していく。今後、さまざまな社会課題に対して適用を進め、国の科学技術政策「Society5・0」で掲げている超スマート社会の実現への貢献を目指す。
LPWAとは「Low Power Wide Area」の略称で、携帯電話システムより低速だが、低消費電力かつ広域通信が可能な技術の総称。ZETAは、中国ZiFiSense社が開発したアンライセンス方式のLPWA規格。超狭帯域による多チャンネルでの通信、メッシュネットワークによる広域での分散アクセス、双方向での低消費電力通信が可能といった特長を持ち、IoTに適した通信インフラ技術と言われている。

2018年6月12日発行