NEWS

売上高950億円で増収減益 OCHIホールディングス


物流、人件費増で

建築資材、住宅設備機器卸の越智産業㈱(福岡市中央区那の津3丁目、越智通広社長)の親会社であるOCHIホールディングス㈱(同所、同社長)の2018年3月期連結決算は、売上高が前年比4・5%増の950億2800万円、経常利益が同1・2%減の20億6500万円で増収減益だった。
主力の建材事業のほか、生活事業、加工事業ともに増収。一方で、物流費や人件費の増加が利益面に影響した。全社の営業利益は同0・2%減の19億3400万円。当期純利益は同1・3%減の13億6100万円だった。
今期は売上高で18年度比6・8%増の1015億円、経常利益は同15・2%増の23億8000万円を見込む。

愛媛プレカット㈱を子会社化

また、同社は5月10日、愛媛県の木材加工・販売会社、愛媛プレカット㈱(愛媛県松山市、鶴居美香子社長)の発行済み株式全てを取得。子会社化した。
取得価格は13~14億円。愛媛プレカットは1992年4月設立。資本金は1000万円。愛媛県を中心に住宅用木材の加工販売を手掛け、加工能力は四国地区でも最大クラスという。17年3月期の売上高は27億4700万円。
OCHIホールディングスは今回の子会社化で四国地区での事業拡大とグループシナジーの追求を図る。

2018年6月5日発行