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全店で中国、韓国のクレジットカード対応  ミスターマックス    訪日中国、韓国人向け決済サービス充実


 大手ディスカウントストア・株式会社ミスターマックス(福岡市東区松田1丁目、平野能章社長)は、11月12日から展開するMrMax全60店で中国の「銀聯(ギンレン)カード」と韓国の「新韓(シンハン)カード」による決済サービスを始めた。
 訪日中国人、韓国人観光客の買い物環境向上を目的としたもの。同社ではこれまで訪日外国人向けの免税販売対応店舗(9店舗)で両カードの決済サービスを導入していたが、免税手続きの有無に関わらず両カードの使用率が増加していること、また免税販売非対応店舗の利用客からも要望があったことから、免税販売対応をしていない51店舗でも決済サービスを導入、MrMax全店舗で利用できる環境を整備した。
 全店舗の65%を占める九州地区においては、地理的な条件の優位性から、訪日外国人観光客の半数以上が、中国人・韓国人観光客と言われている。同社では「訪日中国人・韓国人観光客のみなさまには、最寄りのMrMax全店で、おみやげや旅行中に使用したい日用品などを、日常使っているカードで安心・便利に買い物いただける」と話している。
 銀聯カードは、中国人民銀行主導で2002年に設立された決済ネットワークで、発行枚数は42億枚以上。世界142カ国での決済が可能なカードで、訪日観光客の30%以上が決済方法として利用、と回答している。
 新韓カードは、韓国のカード会社が発行するもので、韓国国内でのカード使用の65%を占める国民的なカード。韓国政府の政策により「利用額20%の所得控除」や「宝くじ購入権利」が付与されるなど、利用促進が図られている。