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来年7月開業に向け、西中洲の水上公園内休養施設を着工  西日本鉄道    テナントに「bills」の西日本1号店など決定


 西日本鉄道株式会社(福岡市中央区天神1丁目、倉富純男社長)は11月19日、福岡市中央区西中洲の水上公園整備・管理運営事業において、公園内に建設する休養施設の入居テナントにオーストラリアで誕生したオールデイカジュアルダイニング「bills」の西日本エリア1号店などを決定し、来年7月の開業に向け着工した。
 これは国家戦略特区をトリガーとした福岡市の掲げるプロジェクト「天神ビッグバン」の主要事業の1つで、天神ビッグバンの東の玄関口として、福岡の新しいシンボルとなる同公園を再開発するもの。休養施設の総事業費は約3億6000万円で、福岡市から同社が設置管理許可を受け、使用料を支払う事業スキーム。休養施設は鉄骨造の2階建てで、延べ床面積は626平方m。水上公園の特徴である水辺の気持ちよさや敷地形状を生かし、屋根上部分を開放したデザインにすることで、公園全体を一体的に利用できる空間とし、景色を楽しみながら、人々のアクティビティを促進する。また、夜間の照明デザインで、福岡の新しい顔となる魅力的な景観を創出していく。
 1階に入居するbills Fukuokaは、1993年にシドニーに1号店を開店して以来、ニューヨークタイムズ紙で「世界一の朝食」と称されるスクランブルエッグやリコッタチーズパンケーキの看板メニューが世界的に有名。今回、国内6店舗目として出店する。2階には、ミシュランガイド福岡・佐賀2014特別版に掲載された福岡市博多区須崎町の人気店「星期菜」が新店舗「星期菜 NOODLE&CHINOIS」を出店。香港料理をベースに、経験豊富なシェフが伝統的かつ先鋭的な技法で、日本で長年愛され続けてきた中華料理の概念を根底から覆す他に類を見ない料理の融合を提供するという。
また、公園部分(敷地面積1236平方m)は、「SAILING PARK~世界へ、市民とともに帆をあげて」を整備テーマとし、デザインと賑わいで従来の公園と水辺の空間に新たな価値を生み出すという。園内にはイベントスペースやステージを設けており、さまざまなイベントを開催予定。同社では、「同公園の再開発を、福岡・天神のさらなる魅力向上に繋げることで、福岡市のさらなる発展、未来創造の一翼を担いたい」と話している。