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北九州市のスーパー大栄を完全子会社化  広島市のイズミ    来年2月に


 大型商業施設「ゆめタウン」などを展開する株式会社イズミ(広島市東区、山西泰明社長)は、2016年2月18日付でスーパーマーケット経営の株式会社スーパー大栄(北九州市八幡西区中須1丁目、松島三秋社長)を簡易株式交換で完全子会社化する。
 イズミとスーパー大栄は14年1月に資本業務提携契約を締結、15年2月には普通株式に対する公開買い付け(出資比率50・99%)で連結子会社化していた。業務提携後から各店舗の改装やドラッグ事業への参入などのてこ入れを図ってきたが、「業績改善が想定よりも遅れている」とし、今回の判断に至った。スーパー大栄は16年1月29日に臨時株主総会を開き承認を受ける見込みで、スーパー大栄の普通株式1株に対してイズミの普通株式0・04株を割り当てる。また、スーパー大栄は福岡証券取引所に上場しているが、2月15日付で上場廃止となり16年2月期中に減資手続きを実施する予定。
 イズミは1961年10月設立。資本金196億1300万円。2015年2月期営業収益は5797億3900万円。従業員3533人(連結)。
 スーパー大栄は1971年2月設立。資本金17億9800万円。2015年3月期売上高は226億4100万円。従業員278人(単体)。