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16年春開業へ 椎田南―豊前間で工事急ピッチ   西日本高速道路    北九州市―宮崎市が高速道で直結


 西日本高速道路(石塚由成社長)が工事を進める東九州自動車道路・県内工事区間のうち、築上町の椎田南インターチェンジ(IC)から豊前市の豊前IC間では、16年春の開通を目指し、工事が急ピッチで進んでいる。
 同区間の延長は約7・2キロ。トンネルのない「明かり区間」で、上下2車線の自動車専用道路が整備される。現在、築上町の椎田南IC付近では舗装工事の最終工程がほぼ完了し、ガードレールや安全標識の設置作業が進んでいる。一方、豊前市側では15年7月に強制代執行で取得したミカン農園を含む丘陵地を切り開き、道路の基盤を作る盛土工事が行われている。区間内の橋りょう10カ所はすべて完成済。
 東九州自動車道の県内区間は、14年12月に行橋―みやこ豊津間(約7キロ)の開通以降、15年3月1日に同社が整備してきた豊前―宇佐間(約21・1キロ)、九州地方整備局が工事を進めてきた大分県佐伯市の佐伯―蒲江間(約20キロ)が相次ぎ供用しており、現在建設中の椎田南―豊前間が開通すれば、北九州市から宮崎市までが一本の高速道路で直結することになる。