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リーフラス㈱
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創立15周年、東京五輪に向けて成長を加速
子ども向けスポーツスクール運営を中心に、スポーツを通して地域の課題を解決するソーシャルビジネス企業として注目を集めるリーフラス㈱。赤ちゃんからお年寄りまでのすべての世代に向けたスポーツサービスの提供、そして日本のスポーツの変革という目標に向けた挑戦を続ける。
子ども達の人間性育成を重視したスクール
2001年の創立から15周年を迎えたリーフラス㈱。福岡市西区で小学生向けのサッカースクールから事業をスタートし、現在は野球、空手、剣道、バスケットボール、陸上、複合型スポーツスクールなど、9種目のスクールを展開。会員数は4万3000人を突破し、今年から新たにバレーボールスクールを開始するなど、多岐にわたる種目で指導に取り組む。
創立以来、15期連続の増収を誇り、「リーフラスの奇跡」と称される成長の要因には、スポーツを通したビジネスの手法で地域の課題を解決するソーシャルビジネス企業であることが挙げられる。例えばスポーツスクールにおいては、これまで地域ボランティアが実施していたものを、スポーツ指導のプロが運営し、安心して子どもを預けられる環境を整備。同時に、「ココロに体力を。」のコンセプトのもと、日本スポーツ界に蔓延する暴言や体罰、根性主義を撤廃した指導により、技術だけでない子ども達の人間性育成という点が高い評価を得ているのだ。
サッカー元日本代表の城彰二氏の指導を受け、指導者も日々研鑚を積んでいる
すべての世代にスポーツサービス提供へ
15年からの中期経営計画では、事業領域のさらなる拡大に向け、赤ちゃんからお年寄りまでの全年齢を対象とした「スポーツ・教育・健康」事業の構築を掲げる。0歳から3歳児に向けたスポーツ・音楽・ダンスを融合させた新たなスタイルのスクールから、中学校部活動指導の受託、企業や高齢者への健康指導まで、すべての世代にスポーツサービスを提供していく。また、行政との連携では、福岡市が推進する「放課後等の遊び場づくり事業(通称わいわい広場)」の運営を受託し、子ども達がのびのびと活動できる環境づくりを支援している。
昨年12月には障がい者アスリートの社員雇用や各種スポーツイベントへの社員参加や参加推奨、プロアスリートのセカンドキャリア支援、スポーツ用品メーカーやプロスポーツチームとの連携などが評価され、「2015年度東京都スポーツ推進企業」に認定された。ロンドンパラリンピックのゴールボール競技で金メダルを獲得した安達阿記子選手も所属しており、9月に開催されるリオデジャネイロパラリンピックでの活躍にも大きな期待が寄せられている。
東京五輪に向けてさらなる飛躍
スポーツスクールを主軸に、多角的な面からスポーツの可能性を追求し、「日本のスポーツを変え、デザインする。」というコンセプトを体現する同社。企業規模の拡大に合わせた新たな施策として、各地区への権限移譲による事業スピードの強化と、地域密着型運営による地方創生に着手するなど、常に進化を続ける。2020年の東京オリンピック、そして株式公開という大きな節目を目指し、さらなる飛躍を遂げていく。
伊藤 清隆 社長 いとう・きよたか/愛知県出身、1963年11月21日生まれの53歳、琉球大学教育学部卒。趣味はスポーツと読書。著書に「百%正社員主義」、「イマドキの『部活動』」。座右の銘は「一燈照隅萬燈照国」 |
企業DATA
所在地 〒103-0023東京都中央区 日本橋本町3-7 -2MFPR日本橋本町ビル
TEL 03-5614-2010
(西日本本社)〒81 2-0016 福岡市博多区博多駅南1-15-22シノケン博多ビル8F
設立 2001年8月
資本金 1億円
事業内容 子ども向けスポーツスクールの運営及び運営受託、 海外・国内スポーツツアー等のイベント企画・実施、各種団体への指導員の派遣、部活動支援、障がい者スポーツ支援、プロスポーツ選手のセカンドキャリア支援、プロスポーツチームマネジメント、農林水産・文化伝統・社会体験活動の企画・実施、講演会、講師プロデュース、企業研修プロデュースなど
従業員 650人
URL http://www.leifras.co.jp/
採用情報
募集職種 ソーシャルアクション部門(スポーツビジネス全般)
サポート部門(広報・人事・総務・経理・財務・システムほか)
応募資格 大学卒、短大、専門卒
採用予定 51〜100人
問合せ先 TEL.03-5614-2010
担当 人事部 金子
(ふくおか経済EX2016年)