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エコアス


大澤 清和

エコアス㈱ 社長

おおさわ・きよかず/佐賀県唐津市出身 1953年4月7日生まれの63歳。法政大学法学部卒。趣味はゴルフ。同社は2005年5月にISO14001認証を取得後、07年8月、福岡市から「社会貢献優良企業」認定。12年6月に福岡県と福岡市他から「優良産業廃棄物処理業者認定」を同時取得。13年11月に福岡県より「ゼロエミッション推進事業者表彰」を受賞

新分野開拓の象徴「スクリュープレス型汚泥脱水装置」

福岡市唯一となる有機性汚泥専門のリサイクルプラントを有し、収集運搬から処分、リサイクルに至る循環型処理システムで独自のビジネスモデルを確立しているほか、環境測定・分析業務など多角的な事業展開で地域環境保全に寄与してきたエコアス㈱。

昨年12月、新しい脱水装置として「スクリュープレス型汚泥脱水装置」を新設し、今年1月から本格稼働した。これまで厨房排水や食品製造工場、飲食店グリストラップから排出される有機性汚泥を対象にドラムスクリーン固液分離機で分別。分別機で抽出した有機性汚泥を凝集し、加圧浮上分離、凝集沈殿処理などの過程を経て有機性汚泥の脱水処理を施していたが、新装置導入で脱水処理の高効率化や処理工程の短縮が実現。大澤社長も「初号機と比べ、高脱水率や省エネルギー、自動連続運転による低コスト・高効率化であらゆる汚泥性状にも対応できるようになり、自社の収集運搬のみならず他社からの受け入れ処分量も着実に増加している」と大きな期待を寄せている。

時代ニーズを鋭く読み、それに対応するソリューション事業で差別化を図るエコアス。今後も新たな可能性と新分野開拓に向けた企業姿勢に注目が集まる。

DATA
所在地/〒812-0857 福岡市博多区西月隈4-8-32
TEL/092-504-8390
設立/2004年4月
資本金/1,000万円
事業内容/建築物環境衛生管理事業、汚泥処理事業、環境測定・分析事業
汚泥リサイクルプラント/福岡市博多区西月隈

http://www.ecoas.co.jp

(ふくおか経済 2016年11月号FACE)