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住宅大幅減で前月比6件減の3件に  福岡市内開発申請    悲田院が早良区の福祉施設で開発


 ふくおか経済・株式会社地域情報センターは、福岡市の開発許可が必要な市街化調整区域と1000平方m以上の造成を伴う市街化区域への開発申請状況(11月分)をまとめ、申請件数は前月比6件減の3件だった。
 開発の内訳は介護施設が2件、住宅が1件。開発面積が最大だったのは、社会福祉法人悲田院(早良区重留、藤井克己理事長)が開発する社会福祉施設で、開発面積は5317平方m、同住所には障がい者支援施設「早良更正園」が立地している。次に開発面積が大きかったのは、医療法人あらせ内科(城南区梅林、荒瀬高一理事長)が建設するサービス付高齢者向け住宅で、開発面積は2640平方m。同医療法人の内科クリニックが立地(マンションのテナント)している場所から、徒歩圏内に高齢者施設を建設する。
 今年最高の件数だった前月から一転、大幅減となった。先月旺盛だった住宅が少なく、先月は開発がなかった福祉・介護施設が件数を支えた。開発動向にバラつきが見られる辺り、まだ不安定な不動産市況を反映していると言える。