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100億円かけ本社敷地に研究開発拠点新設 安川電機


「安川テクノロジーセンタ(仮)」

㈱安川電機(北九州市八幡西区黒崎城石、小笠原浩社長)は2020年6月開所をめどに、本社敷地内に新たな研究開発拠点を新設する。投資額は全体で100億円。
世界中の製造業において生産設備や機械などの高度化・自動化ニーズが拡大するなか、基礎研究から量産試作までを一貫で進める施設にする。名称は「安川テクノロジーセンタ(仮称)」。建築面積は約1万1000㎡、3階建てで延べ床面積は約2万6000㎡。同社グループの開発・生産技術の機能を集約させ、最終的には500人を配置する。建物は年内に着工予定で、完成は20年3月頃を予定する。

2月期連結決算は過去最高に

また、同社の2018年2月期の連結決算は、売上高が4485億2300万円、経常利益が553億円で、いずれも過去最高となった。
営業利益541億2600万円、当期純利益397億4900万円も同じく過去最高。同社は今決算から決算期を3月20日から2月末に変更したため、前期比較はなし。ただ、今年度を従来の12カ月間とした参考値比較では、売上高は17・6%増、経常利益は同82・4%増だった。
生産設備の自動化の加速、スマホ関連の旺盛な需要でモーションコントロール部門が好調に推移。ロボット部門も、自動車、半導体などの需要が寄与し、大幅に伸長した。
2019年2月期は売上高で5100億円、経常利益で670億円を見込む。

2018年4月24日、5月1日合併号