COMPANY
カ)テノックスキュウシュウ
(株)テノックス九州
〒810-0001 福岡市中央区天神4-1-11 久原本家天神ビル5F [MAP]
TEL:092-722-1790
http://www.tnx.co.jp/NEW TOPICS
-新着情報-
独自技術と高い提案力で地盤を支える基礎工事の専門集団
地盤改良工事や杭基礎工事を手がけ、建築・土木の現場を支える㈱テノックス九州。技術力、機械力に加え、柔軟な提案力を生かし、九州・沖縄エリアで工事実績を重ねてきた。取り扱いが難しい九州の地盤と向き合うことで得たノウハウとデータをもとに、海外展開に向けた準備も進める。
国内事業好調海外での受注体制整備へ
30年以上にわたり基礎工事の専門会社としてさまざまな地盤と向き合い続けてきた。基礎工事は建築・土木の現場で構造物を支えるために欠かせない。九州・沖縄エリアは有明海の粘土や阿蘇のカルデラ地帯、南部のシラス台地など狭い範囲に性質の異なる地盤が混在し、軟弱で取り扱いにくいとされるが、そうした厳しい環境の中で1万5000件以上の工事実績を重ねてきた。
昨年は公共工事に加え、大規模な液状化対策工事など大型案件が進行したことで業績が好調に推移し、国内売上高は過去最高となった。地盤改良工事分野では九州トップクラスの機械保有台数を誇る同社だが、設備投資で中型・大型機械をさらに増強し、大型案件の受注増を目指していく。
日本式の施工管理技術と独自工法を生かして活躍の場を海外にも広げている。アジア各地に現地法人や支店を設置。現地企業とも協力して工事のコンサルティングや技術指導を実施しながら、安定して工事を受注できる体制を整備しており、海外売り上げ比率の引き上げを図っていく。国内では施工人材の不足といった課題もあるが、海外現地法人でも日本国内と同様の機械や工法を取り扱っていることから、海外人材の受け入れにも意欲を示している。
独自工法で幅広いニーズに対応
同社の主力工法は、攪拌装置で土とセメントを混ぜて固化体を築造する地盤改良工事「テノコラム工法」。建築の基礎へ用いるほかに、液状化対策や道路沈下対策など幅広く応用できる。この工法は小型機械と現地調達のセメントでも実施できることから輸送コストを削減したい離島などでの工事にも適しており、小回りの良さを生かした提案も可能。活用範囲が広く、コスト面で優位に立ちやすいため、国内外問わず競争に対応できる点を強みに展開を進める。
また、同社の創業地でもある大牟田の炭鉱の岩盤掘削技術にヒントを得て開発された「CCC(チェーンコンベアカッター)工法」の営業も強化。固い地盤の掘削が可能で、柱状の固化体を築造するテノコラム工法では対応できなかった止水壁などの築造にも適用できる。松尾社長は「今後も技術開発には取り組んでいくとともに、安全で災害に強い基礎工事を幅広く提供できるよう情報発信に努めていきたい」と力を込める。
(写真左)地盤改良工事で東南アジアを中心にインフラ整備に貢献 (右)テノコラム工法 |
若手が活躍できる環境づくりを
社内では業務のIT化も進めており、現場書類のクラウド管理によって他部署とのデータ共有をしやすくして作業効率向上を図っている。現場においては人の技術が欠かせないが、勤怠管理や施工状況の把握などでIT活用も可能とし、時代に合わせた柔軟な変化に意欲を見せる。
「新規事業や海外案件への挑戦など意欲ある若手が活躍できる体制にしたい」と若手社員の成長を後押しする環境づくりにも力を注いでいる。資格取得のサポートなどキャリア・スキルアップのためのフォロー体制はもちろん、若手社員からの意見を積極的に採用して社内体制に反映。業務改善や新規事業創出について意見を交わす「若teno会」を定期的に実施し、ここで挙がった人事評価や社内環境改善などに関する要望をもとに、ボトムアップでの改革を進める。若い力が生かされる土台をつくり、未来へつなげていく。
松尾 弘二 社長 まつお・こうじ/大牟田市出身。1955年11月23日生まれの64歳。鹿児島大学法文学部卒。三井コンクリート工業㈱、キタジマ建材㈱での勤務を経て、87年㈱テノックス九州入社。シンガポール支店長や事務部長を務め、2015年から現職。趣味はゴルフ、読書、旅行 |
採用情報
募集職種/技術系正社員
応募資格/大学・大学院卒、高専卒、高校卒
採用実績/2020年度3人
採用予定/若干名(中途採用あり)
問合せ先/TEL.092-722-1793
担 当/江島
(ふくおか経済EX2020年)