英進館ホールディングス（株）

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「自立した社会人育成」を目指す九州トップの総合学習塾

福岡都市圏を中心に九州、広島、さらにはシンガポールで教場を展開する「英進館」。昨年4月からはホールディングス制に移行し、新たな事業展開がスタートした。独自の教育カリキュラムで全国屈指の合格実績を誇るとともに、人間教育にも力を入れ「自立した社会人育成」を目指す。

全国最難関の灘高校合格者が4年連続7回目の日本一

昨年4月から持株会社（HD）制が本格スタートした。グループ再編により英進館㈱を「英進館ホールディングス㈱」とし、その100%子会社として新生英進館㈱（福岡市）を設立。さらに子会社の㈱鯉城学院（広島市）をグループ傘下に置いた。これにより地域に密着した指導体制とスピーディーな教場展開が可能となった。

福岡都市圏を中心に、沖縄を除く九州全域、さらに広島市で57教場、海外ではシンガポール校を展開する九州ナンバーワンの総合学習塾「英進館」。生徒数約35,000人超を擁し、全国難関私立校をはじめ九州全県の公立トップ高校でも屈指の合格実績を誇る。

今年の春も快進撃が続いている。全国最難関とされる灘中高の合格者は33人。特に灘高校（22人）では4年連続7回目となる日本一を達成、灘中学では九州からの合格者9人中7人が英進館生という驚異的な結果となった。また、今年から同日実施ではなくなったとはいえ、ラ・サール中が昨年の91人から174人、久留米附設中が134人から162人と大きく伸びた。この結果、ラ・サール中高（300人）では16年連続、久留米附設中高（248人）では24年連続で№1を更新中だ。このほか、九州各県の県立トップ高校、大学入試においても前年以上の実績を上げている。

特に大学受験コースでは、自ら東大と九大を卒業し、これまで多くの塾生を東大、九大合格へと導いてきた筒井俊英社長が実際に教壇に立ち、指導スタッフの陣頭指揮を執る。超難関大学を目指す塾生を対象にした「東大・九大攻略講座」には毎回、多くの優秀層が参加。志望校合格に向けて真剣な眼差しで筒井社長の授業を受ける。

英進館3号館（福岡市中央区渡辺通5丁目）

人間教育に特化した様々な取り組み

学習面の指導だけでなく、英進館では「自立した社会人育成」を大きなテーマに掲げる。この理念は学習塾としては珍しい、人間教育に特化した様々な取り組みにも表れている。

2015年から授業の一部に取り入れた「アクティブラーニング」では塾生が２人一組になり、教師の出す問いに対して聞き手と話し手に分かれて議論する。話し手は自分の考えを相手に分かりやすく伝える能力を身に付けること。聞き手は話し手がしゃべりやすくなるような聞き上手になることが目的だ。思考力やコミュニケーション能力を高める練習をすることで、社会に出てからも活躍できる大人になって欲しいと考える。

また、この２月からは小学生高学年を対象に「思考探究講座」を新設。時事問題をテーマに、子どもたちが議論を通して答えを導く。学習の後には作文を必ず作成し、表現力の養成にも力を入れるなど、改革後の大学入試を見据えた授業を行う。

さらに、英語教育に特化した幼児、小学生向けの学童保育施設「東京インターナショナルスクール大濠アフタースク−ル　大濠キンダーガーテン」も注目だ。すべてのコースだけでなく、施設内の会話は英語のみというユニークなシステムで、国際バカロレアに基づく探求型カリキュラムに沿って、英語ネイティブと質問や対話を深めながら子供たちの英語力や表現力を育む。

東京インターナショナルスクール大濠アフタースクール　大濠キンダーガーテン（福岡市中央区鳥飼1丁目）

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全国難関校、県内有名公立校で抜群の合格実績を誇る九州No.1の総合進学・学習塾

【ＤＡＴＡ】
所在地　〒810-0021　福岡市中央区今泉1-11-12
ＴＥＬ　092-715-7788㈹
ＦＡＸ　092-713-9691
創業　1979年4月
設立　1986年12月
資本金　1億円
事業内容　総合学習塾
年商　108億円（2016年3月期）
代表者　筒井俊英
従業員　508人
教場数　57教場
ＵＲＬ　ttp://www. eishinkan.net/

（ふくおか経済EX 2017より）