日商保険コンサルティング（株）

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創業97年、進化続ける 中堅・中小企業のリスク管理専門会社

「御社のリスク管理部でありたい」を社員行動指針に掲げる日商保険コンサルティング㈱。一部上場企業が大手保険会社から手厚く受けているリスクサービスを少しでも廉価でわかり易く、中堅・中小企業へお届けしたいという同社の想いが浸透している。

企業専門のコンサルタントを新卒採用から育成

創業97年という長い歴史と、専業保険代理店としては九州トップクラスの実績を持ち、業界では草分け的な存在として全国に知られている日商保険コンサルティング㈱。

同社では拠点久留米市・福岡市近郊を中心に東京、大阪エリアで安定した経営基盤を確立。全国唯一となる「中堅・中小企業特化型代理店」として約1500社の法人顧客を有し、その信用力と豊富な人脈、きめ細やかなリスク管理や様々なロスコントロールに対応した企業姿勢で多くの経営者の不安を取り除いてきた。

保険資格保持者を中途採用やヘッドハンティングすることが多い中、同社では、保険自由化に向け20年以上前から新卒採用と独自教育を続けてきた。その結果、誠実義務を貫き、千差万別の中小企業へきめ細やかな「T.R.M（トータル・リスク・マネジメント）」というリスク管理サービスを提供できる社員が育ち、さらなる成長の原動力となっている。「成果主義中心の保険営業等ではなく、中堅・中小企業の諸問題に真正面から取り組み、お客様の立場で行動することが本来のリスク管理の姿」と話す橋本社長。信頼を積み重ね、国内シェアトップ獲得に意欲を見せる。

海外進出企業のリスク管理を総合的にサポート

同社では、個々の企業リスクと保険の現状に応じて、精密な診断・分析を行い、ヒアリングを経てリスク対策に最適な保険商品や保険会社を選定。取扱保険会社25社（損害保険13社、生命保険12社）に基づく保険設計から防災・事故削減プラン等まで含めた「TRMプラン」を企画立案し、リスク管理をスムーズにコントロールする同社独自の取り組みは、県内外から高い評価を得ている。

近年、福岡市近郊に本社を置く中堅・中小企業がアジア各国や欧米地域への店舗・工場の出店、移転するケースが増えており、海外事業におけるリスク管理に不安を抱えている企業は多い。同社では、そうした悩みを抱える企業向けに保険会社や海外ブローカーとの連携も行い、国内・海外の包括的なリスク管理サービスの提供を行っている。

特に、海外赴任者や出張者の労災・傷病リスクや貨物輸送のリスクカバーの最適化、国別に異なる賠償リスクへの対応等についての相談が多いという。今後、海外進出を予定する企業に対し、同社専門相談窓口への事前相談を呼びかけている。

企業内代理店との提携プログラムの相談が急増

1994年の保険自由化以後、20社以上の企業内代理店との提携実績がある同社。1980年代、保険会社が契約者である企業への代理店設置を盛んに行ったが、保険自由化以降、複雑化した保険業務への対応に悩みを抱える企業内代理店は少なくない。その中でも、保険実務者の退職や手数料収入の低下、また、事故対応への不安等が挙げられる。

同社では、そのような悩みを抱える企業内代理店向けに、部門利益を維持・拡大できるよう支援するオーダーメードの「提携プログラム」企画立案を行っている。同社を長年支えているバックオフィス（業務部門）やリスク管理のノウハウをグループ会社や取引先等へ提供することにより、リスクコストの見直しや業務フローの改善がなされ、長期的な事業の安定化が図れるという。

「一般の契約者だけではなく、同業他社が抱える悩みの解決や新たなニーズへの対応を崇高な使命感に基づいて行うことにより、業界刷新に寄与していく」と語る橋本社長の胸中には、100周年に向けた保険総合コンサルティングサービスの青写真が完成しつつある。

橋本庄蔵 社長
はしもと・しょうぞう／久留米市出身、1953年7月16日生まれの63歳。日本大学経済学部卒業後、東京海上火災保険に入社。85年、日商保険コンサルティングに入社し、代表取締役専務、同副社長を経て2011年6月から社長

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2020年に創業100周年を迎える地場屈指の保険のマーチャンダイザー

【ＤＡＴＡ】
所在地　〒830-0018　久留米市通町6-17
ＴＥＬ　0942-34-3311
ＦＡＸ　0942-39-8561
創業　1920（大正9）年
設立　1950年2月
資本金　3,000万円
事業内容　損害保険および生命保険代理業務、各種保険コンサルティング
従業員　54人
拠点　久留米・福岡・東京・大阪
ＵＲＬ　 http://www.tin.co.jp

（ふくおか経済EX 2017より）