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リーフラス(株)
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全世代に向けたスポーツサービスの拡充でさらなる飛躍へ
「ココロに体力を。」をコンセプトに、技術だけでなく子ども達の非認知能力向上を理念としたスポーツスクールで注目を集めるリーフラス㈱。さらなる飛躍に向けた新たなビジネスモデルとして小学校体育授業や高齢者運動、中学校の部活動指導受託に着手し、全世代に向けたスポーツサービス拡充に取り組んでいく。
新たなビジネスモデルとして、部活動指導受託を本格化
「日本のスポーツを変え、デザインする」という目標を掲げ、スポーツを通したソーシャルビジネスで成長を続けるリーフラス㈱。昨春にはテレビ東京系列の人気番組「カンブリア宮殿」に出演し、独自のビジネスモデルと教育理念に対して全国から大きな反響を得た。全国で展開するスポーツスクールは会員数4万5000人を突破し、現在のサッカー、野球、空手などの10種目に加えて、常に新たな種目のスクール開設も考案されており、さらなる拡大が見込まれている。
創業から16年目を迎え、その成長力は「リーフラスの奇跡」と称されるほどだが、「さらなる発展には第2、第3の柱となる事業が必要となる」とし、17年度からは新たなビジネスモデルとして中学校の部活動指導受託に本格参入していく。企業CSRの形で協力や支援を募り、自治体予算だけに頼りきりにならない革新的なリーフラスモデルとして市場開拓を進めていく方針だ。
「これまでの中学部活動は未経験競技の顧問となって教師が指導に困り、適切な指導ができていないケースが半数を占め、それにより子ども達が怪我をする危険性が大きいなど問題が多かった」と説明する通り、これまでも中学部活動に対して専門的指導の必要性を提言してきた。これを受けて、16年末に「スポーツ専門指導員(仮称)」を国家資格化し、外部専門指導者の導入に向けた動きが始まっている。引退したプロアスリートのセカンドキャリアの受け皿やスポーツ振興、教師の負担軽減や指導の品質向上などさまざまな面でメリットがあり、導入への期待が膨らんでいる。スポーツ指導サービスのプロフェッショナルとして、同社に求められる役割も大きく、継続的な指導実現を重視したビジネスの形をつくりあげていく。
職場環境の整備で社員の幸福度を向上
企業の成長に不可欠である人材面においても、新卒採用が売り手市場と言われる中、毎年1万人を超えるエントリー数を誇る。そこから一切妥協することなく厳選した人材を確保していることが、圧倒的な成長要因のひとつと言えるだろう。また、週40時間の勤務時間をそれぞれの家庭のライフスタイルに適した形で配分し、働き方をデザインする仕組みや、子どもの学校行事などに参加するために有給休暇を取得した際には「子供行事参加手当」を支給する制度を導入するなど、家族との時間を重視した体制を推進することで、健全な職場環境の整備とともに社員のモチベーションと幸福度の向上につなげている。
2020年の東京オリンピックに向けて、スポーツに対する注目度はさらに高まることが予想される。その中で、スポーツを通したソーシャルビジネスのリーディングカンパニーとして「日本のスポーツを変え、デザインする」という使命、そして株式公開という目標に向かって躍進していく。
[CHECK]
障がい者アスリート支援にも積極的で、ロンドンパラリンピックで金メダルを獲得した安達阿記子選手も在籍
【DATA】
所在地 〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクエアタワー10F
TEL 03-6451-1341
西日本本社 〒812-0016 福岡市博多区博多駅南1-15-22 シノケン博多ビル8F
TEL 092-260-7224
設立 2001年8月
資本金 1億円
事業内容 子ども向けスポーツスクールの運営及び運営受託、 海外・国内スポーツツアー等のイベント企画・実施、各種団体への指導員の派遣、部活動支援、障がい者スポーツ支援、プロスポーツ選手のセカンドキャリア支援、プロスポーツチームマネジメント、農林水産・文化伝統・社会体験活動の企画・実施など
従業員 608人
URL http://www.leifras.co.jp/
【採用情報】
募集職種 ソーシャルアクション部門(スポーツビジネス全般)
サポート部門(広報・人事・総務・経理・財務・システムほか)
応募資格 大学卒
採用予定 51~100人
問合せ先 TEL.03-6451-1341
担 当 人事部 片倉
(ふくおか経済EX 2017より)