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福岡空港国際線ターミナル1階に訪日客向けカウンター JTB


九州エリア企画乗車券など販売

㈱JTB(東京都品川区、髙橋広行社長)は4月3日、福岡空港国際線ターミナルのリニューアルに伴い、1階到着ロビーに訪日外国人旅行者向けのサービスを提供する「福岡空港グローバルカウンター」をオープンした。
従来は福岡市中央区天神に「九州ツーリストインフォメーションセンター」を置いていたが、3月末で閉鎖し、インフォメーション機能を新カウンターに統合した。空港国際線ターミナル内に置くことで、到着後のスムーズな案内、サービス提供につなげる狙い。カウンターでは、観光案内のほかに訪日外国人向けのJRエリア特別企画乗車券「JR九州レールパス」など各種交通チケットの販売、宿泊券、国内観光施設等の各種入場チケット類の販売、JTBグループが運営するインバウンド向け旅行予約サイト「ジャパニカン」で予約した九州域内・下関市周辺の高速バスや一般路線バスのフリーパスチケット「サンキューパス」の引き換えなどの業務を行う。また、企業や行政向けには、カウンター内のビジョンを活用した情報発信や、商品サンプリング、マーケティング調査やプロモーション支援のほか、インバウンド向けサービスの窓口業務代行なども手掛ける。初年度の利用者数目標は6万人。店舗面積は約10㎡、従業員数は7人で、日本語、英語、中国語、韓国語に対応する。営業時間は午前8時から午後9時30分までで、年中無休。
山倉隆裕センター長は「訪日旅行の起点となる空港内のカウンター機能を拡充したことで、これまで以上にスムーズな案内ができる。近年でアジアからのリピーターも増えており、定番の観光地のほか、ローカルな場所への人気も高まっているため、より細かいニーズに応えていきたい。また、ターミナルは外国人のお客さまだけでなく、国内のお客さまも多く利用されている。情報発信拠点としても活用してほしい」と話している。
同社は4月1日付で、㈱JTB九州など地域別・事業別の事業会社15社を統合した。

2018年4月10日発行