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約11・4億円で若松区の介護施設を売却 さわやか倶楽部


セール&リースバック取引での譲渡は37施設目

東証1部の㈱ウチヤマホールディングス連結子会社で介護福祉事業の㈱さわやか倶楽部(北九州市小倉北区熊本2丁目、内山文治社長)は3月29日、11億3600万円で同市若松区くきのうみ中央の介護付有料老人ホーム「さわやかシーサイドくきのうみ」の土地・建物を売却した。
施設の全国展開をスピード感を持って行うために運営施設のセールアンドリースバック取引を進める一環で、今回の形態での取引は37施設目。㈱SMBC信託銀行に土地、建物などの固定資産を信託し、信託受益権を取得した後、三井住友ファイナンス&リース(東京都千代田区丸の内1丁目、橘正喜社長)に信託受益権を売却譲渡した。さわやか倶楽部は2038年3月まで20年間の建物賃貸借契約を結び、引き続き運営する。
譲渡した「さわやかシーサイドくきのうみ」は2017年6月開所で、定員80人の介護付有料老人ホームにショートステイ10床を併設。敷地面積4391㎡、5階建ての延べ床面積4605㎡で、事業所内保育所(定員15人前後)も備えている。同社では「今後とも施設の流動化を図り、事業展開のスピードアップを図りたい」と話している。

2018年4月3日発行