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メタルワン西日本の九州支社へ メタルワン九州


グループ西日本地域の拠点統合

鉄鋼総合商社の㈱メタルワン九州(福岡市中央区天神2丁目、松下幹彦社長)は7月1日付で、㈱メタルワン西日本(広島市中区大手町、栗原泰良社長)、㈱メタルワン四国(高松市古新町、栗原泰良社長)と経営統合し、統合会社㈱メタルワン西日本の九州支社となる。
国内市場における販売体制強化のため。3社は地域的近接性が高く、造船や自動車産業など需要業界も類似していることから、グループ内での連携を強化し、地域密着の販売基盤構築を狙う。統合後の本社は広島市中区大手町に置き、社長は㈱メタルワン(東京都千代田区)の本田武弘副社長が兼務する。統合により本社がコーポレート機能と事業開発機能を担い、3社は中国・四国・九州支社となる。松下社長は九州支社長に就く。支店を姫路、水島、福山、徳山、宇部、長崎、那覇、事務所を北九州、大分に置く。統合会社の従業員数は84人。同社は「横のつながりができることで、強固な販売基盤のもと顧客の要望に応えていけると期待している。九州地区をアジア展開の重要拠点とする方針には変わりなく、統合でさらに充実したサービス提供を目指す」と話している。
メタルワン九州は三菱商事㈱と日商岩井㈱(現・双日㈱)両社の鉄鋼製品事業が統合したことに伴い、地域密着展開を進めるため2003年1月に設立。資本金4億円。売上高は185億円(17年3月期)。従業員数23人。

2018年4月3日発行