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AI活用教室を6拠点増やし9教室体制に 全教研


自立型学習の需要増で

学習塾運営の㈱全教研(福岡市中央区赤坂1丁目、中垣量文社長)は、今春からAIを活用した自立学習システムの導入教室を新たに6教室に増やし9教室体制とする。
すでに昨春、前原、中津、志免教室で先行導入しており、今春からは大分、新宮、那珂川、三苫、佐世保、住吉(長崎)でも新講座としてスタート。中高生で個人のペースで学ぶ「自立型学習」のニーズが高まる中、先端技術による質の高い学習機会の提供で、新たな需要の掘り起こしや通塾する生徒の継続性を促す。またシステムによる省力化で職員一人当たりが受け持つ生徒数も増えることにより、講師の負担軽減と効率的な人員配置の実現にも期待を寄せる。
同社が導入する自立学習システムは学研グループが開発した「G-PAPILS(パピリス)」。学研の教材コンテンツに米国Knewton社の人工知能を有能させており、授業映像やテキストで学習した生徒が理解度確認のために問題を解き、その結果からAI機能が生徒一人ひとりの理解度や弱点を分析することで、個人に合わせて教材を最適化していけるのが特徴。

2018年3月20日発行