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久留米市藤光町に本社移転 日本風洞製作所


2階建てで工場併設

特殊風洞機や、風力発電関連設備などの開発、製造、販売を手掛ける㈱日本風洞製作所(ローン・ジョシュア社長)は3月5日、本社を久留米市荒木町から、同市藤光町に移転した。
今年4月から自社製スポーツ自転車の空気抵抗検査向け特殊風洞機械や、新型風力発電機など計3種の機械を発売するため、製造工場を兼ねた拠点を探していた。場所は、福岡県道758号藤田日吉町線、東山交差点東側。同所は自動車部品修理業などの㈲アラキモータースサービスが所有しており、工場兼ねて使用。今回、日本風洞製作所が全敷地、建物を賃貸することになった。建物は2階建てで、各フロア700㎡。1階が事務所と300㎡の工場。2階が研究開発室となっている。ローン・ジョシュア社長は「これから「本格的な製造が始まる。将来的にはさらに広い工場が必要となる見込みなので場所を探していきたい」と話している。
同社は2016年10月設立。資本金595万円。従業員8人。ローン・ジョシュア社長は長崎県出身。1994年7月18日生まれの23歳。九州大学21世紀プログラム卒。大学4年次秋に起業。16年秋に西日本シティ銀行や産学連携機構九州などが出資し作られた大学発ベンチャー支援のQBファンドが、初めて事業化前に出資。同年度の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の事業化助成金に、現役学生のベンチャー企業として全国初採択され出資を受けている。父はニュージーランド人。母は日本人。趣味は車。

2018年3月20日発行