NEWS

東北、北陸などで電力小売り事業開始 自然電力


販売エリアは全国に拡大

自然エネルギー発電開発の自然電力㈱(福岡市中央区荒戸1丁目、磯野謙社長)は3月1日、東北、北陸、中国、四国エリアで電力小売り事業を開始した。すでにサービスを提供する東京、関西、九州などと合わせ販売エリアは全国に拡大した。

同社はグループ累計800MWの太陽光・風力発電所の企画・開発・EPC、運営・保守、また小水力・バイオマス事業に携わってきた実績をなど生かし、2017年11月から「自然電力のでんき」というサービス名で法人・個人を対象に電力小売り事業を開始。東京、関西、九州を皮切りに、2月には中部、北海道地区でのサービス開始を経て、今回の全国展開にこぎつけた。

同社は実質的に「100%自然エネルギー由来」「CO2排出量ゼロ」の電気を実現するため、「非化石市場」で供給電力全量分の「非化石証書(FIT)」を購入。加えて太陽光・風力・小水力など、グループが設置する発電所からの電力も供給しており、将来的にはその割合を高めていくほか、世界的に気運が高まっている「RE100」(100%自然エネルギーで調達することを目標に掲げる企業が参加する国際ビジネスイニシアチブ)に向け、固定買取制度を使わないサービスやオフグリッドの電力供給モデルの提供も進めていく。

2018年3月13日発行