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5階建て新病棟が3月2日開院 芦屋中央病院


総事業費は52億4000万円

地方独立行政法人・芦屋中央病院(遠賀郡芦屋町幸町、櫻井俊弘理事長)が同町山鹿に建設していた5階建て新病棟が完成し、3月2日付で開院した。総事業費は52億4000万円

既存病棟が築40年超と老朽化していることに伴い、新病棟を新築移転することで病院機能の効率化および最新設備の導入、新たな地域医療連携機能を持つ病棟への転換を図ったもの。場所は芦屋町総合運動公園内造成地。敷地面積は2万2630㎡、建築面積は約3950㎡、延べ床面積約1万2800㎡の5階建て。病床数は一般病床90床(内科45床、外科45床)、療養病床32床、今回新設する緩和ケア病床15床の計137床。

1階には外来部門や放射線科、整形外科、リハビリテーション科、栄養科、検査科、医事課、MRI室、コンビニなどを配置し、2階フロアは専門外来ほか透析センター、検診センター、手術部門、薬剤部、医局、大会議室など、3階は内科病棟、外科病棟、スタッフステーション、食堂・談話ホール、4階には療養病棟および緩和ケア病棟、スタッフステーション。5階には霊安室、洗濯室、倉庫などを配置している。

総事業費は建設事業費が45億2000万円、道路設備など土木費が4億4000万円の計49億6000万円。また、備品購入費2億8000万円の総計52億4000万円となっている。

また、今年1月には品質マネジメントシステムの国際規格「ISO9001」認証を取得。同病院では「地域住民や医療機関、職員により信頼される病院を目指していく」と話している。

同病院は1976年10月に開設。2015年4月、町立芦屋中央病院から地方独立行政法人芦屋中央病院に移行している。

2018年3月6日発行