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熱源事業特需の反動減で減収減益見込む 昭和鉄工


設備工事は伸長

熱源・空調機器・鋳物メーカーの昭和鉄工㈱(福田俊仁社長)は、2018年3月期決算で売上高が前期比6・3%減の120億円、経常利益が約半減の3億4000万円の減収減益を見込んでいる。

機器メンテナンスなどを手がけるサービスエンジニアリング事業でリニューアル工事や設備工事が伸びているものの、熱源事業で昨年度にサーモデバイスの特需があり、その反動減でマイナスとなる見通し。期首予想比ベースでは売上高が0・8%増、経常利益が70%増で2月5日に上方修正している。同社では「事業の選択と集中を進め、安定的に収益拡大が見込める経営体質にしていく」と話している。

同社は1883年10月創業、1933年4月設立。資本金は16億4100万円。関係会社は昭和ネオス㈱、昭和トータルサービス㈱、大連氷山空調設備有限公司。出先は宇美、古賀、北海道工場のほか11営業所。従業員は316人。福田社長は福岡県出身、1954年9月28日生まれの63歳、福岡大学工学部卒。

2018年2月20日発行