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賃貸仲介サイトにAI導入 Good不動産


見込み客への対応自動化

総合不動産業の㈱Good不動産(福岡市中央区大名1丁目、牧野修司社長)は今夏までに自社の賃貸仲介サイトにAI(人工知能)を導入。サイト訪問者に自動応答のチャット機能で対応する。

従来はサイト訪問者からの問い合わせをスタッフがメールなどで詳細を伝えていたが、AIが対応することで業務の効率化を図る。24時間対応できるため、スタッフとユーザー間に生じるやり取りの時間短縮にもつなげる。同社では今後5年間で仲介店舗を5店出店する計画を掲げているが、スタッフの負担を軽減することで、人員増加を最低限に留める考え。導入するAIは北海道を中心に展開する不動産業の㈱ほっとスタッフ(札幌市)の関連会社㈱アイクラボ(同)と2年間共同開発していた。牧野社長は「全業界で採用コストが増加しているが、不動産業界は特に顕著」と話している。

同社は2009年3月設立。資本金は9000万円。従業員数は83人。売上高は20億円(2017年4月期)。

2018年2月14日発行