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スペース不足で賃料上昇の勢いは続く 東京都のCBRE調べ


福岡市のオフィス平均空室率

2017年第4四半期(10〜12月)の福岡市のビル(延べ床面積が3300㎡以上で新耐震基準に準拠したビル)のオフィス平均空室率は、前期(2017年第3四半期)から0・1ポイント低下して0・5%だった。

事業用総合不動産サービス・CBRE㈱(東京都港区)の調べによるもの。テナントの拡張意欲は依然強いものの、まとまった受け皿がないため今期は小規模な館内増床が見られるに留まった。想定成約賃料については対前期比2・6%増の1万3270円/坪となり、2017年通年では11・1%上昇。2003年の調査開始以来、最も高い伸び率を記録した。同社では「わずかでも空室が発生すればテナントが殺到する状況で、賃料上昇の勢いも緩む気配はない」としている。

2018年2月14日発行