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高見店を改装、新業態「ラソリエ」に 西鉄ストア


2月23日、大型店の新ブランドに

西鉄グループでスーパーマーケットを展開する㈱西鉄ストア(筑紫野市針摺中央、玉木浩社長)は2月23日、北九州市八幡東区のスピナマート高見店を全面改装し、今回が初となる新業態「ラソリエ」に変更する。

同社が力を入れて取り組む既存店の活性化策の一つで、これまで小商圏対応の「レガネットマルシェ」、都市型店の「レガネットキュート」などの新業態を展開してきたが、大型店専門のブランドは初。500坪以上の「にしてつストア」、「レガネット」、「スピナ」、「スピナマート」などを対象とした新業態で、内外装のデザイン、品揃えを刷新。特に調理品、総菜や弁当の品揃え強化を図り、地産地消型の商品を拡大する一方で、レジの3割程度にセミセルフレジを導入し、省力化を図る。改装期間は2月1日から2月22日まで。

玉木社長は「既存店の業態変更を進め、今後はラソリエも加えた新たなブランド戦略を打ち出していきたい」と話している。

惣菜新工場の建設を計画

また同社は、今後3年以内に惣菜を生産する新工場の建設を計画する。設備投資額は数十億円規模に上る見込み。

当初は物流拠点の新設に大型投資を振り向ける計画だったが、地価が高騰し、開発用地の確保が困難であったことから、方針を転換。現在、精肉のプロセスセンターで加工される商品以外は全て外注に頼っているため、独自の惣菜生産拠点を新設し、商品開発力やコスト競争力の底上げを図る狙い。玉木社長は「まだ立地も規模も検討段階だが、できる限り福岡都市圏のアクセスが良い立地を探していきたい」と話している。

2018年2月6日発行