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昨年のクルーズ寄港回数は1070回 九州地方整備局


前年比31・4%増

九州地方整備局が1月19日に発表した九州クルーズレポート1月号によると、2017(平成29)年に管内の港湾に寄港したクルーズ船の寄港回数は、前年比31・4%増の1070回(速報値)と過去最高を更新していることが分かった。

寄港回数上位5位の港湾は、博多港の326回で引き続きトップ。2位は長崎港の267回、3位は鹿児島港の108回、4位は佐世保港の84回で、5位は八代港の66回だった。ひびきコンテナターミナルでクルーズ船の受け入れが本格化した北九州港は7位の33回だった。船社別では、イタリアのコスタ・クルーズ社が293回でトップ、2位は米国のロイヤル・カビリアン・インターナショナル社の182回、3位は米国のプリンセス・クルーズ社の101回。欧米系が上位を占め、船の大きさ別では1位がクアンタム・オブ・ザ・シーズの16万8666トン(ロイヤル・カビリアン・インターナショナル=米国)、2位はオベーション・オブ・ザ・シーズの16万7800トン(同)、3位はノルウェージャン・ジョイ(ノルウェージャン・クルーズライン=ノルウェー)の16万7725トンと16万トン級クルーズが上位3位を占めていることから、九州に寄港するクルーズ船の大型化が進んでいることが明らかになった。

2018年1月30日発行