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福岡市のキウイ生産法人に2億5000万円出資 福岡銀行


FFG農業法人成長支援ファンドの案件で

㈱福岡銀行(福岡市中央区大手門1丁目、柴戸隆成頭取)は12月5日、FFG農業法人成長支援ファンドの案件として、キウイ生産のニューガイアアグリ㈱(福岡市中央区天神3丁目、久富重樹社長)に2億5000万円を出資した。

2015年に日本政策金融公庫と共同で設立した同ファンド(FFG農業法人成長支援投資事業有限責任組合)の5件目。金融機関による農業法人への投資には法的な制限があるが、収穫物などから高付加価値商品をつくる六次化事業体がなくても、農業法人に直接出資できる同ファンドの特徴を生かして出資した。

出資を受けたニューガイアアグリは、太陽光発電や不動産事業に携わる芝浦グループホールディングス㈱(福岡本部・福岡市中央区天神3丁目、新地哲己会長兼CEO)が農業分野に新規参入する際に2017年4月に設立した新会社。山口市、大分県日出町、宮崎県西都市でキウイ生産を開始しており、収穫物はゼスプリ インターナショナル ジャパン㈱に販売する予定。今後は九州、山口地域の耕作放棄地を活用し、各地域で雇用を行いつつ、国産キウイの生産地拡大を図っていく。同行では「ファンドの特徴を生かし、農事業者をサポートしていきたい」と話している。

2018年1月23日発行