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売上高は81%増の49億8700万円 新栄住宅


分譲戸数増加で収益とも大幅増

福岡市中央区大名2丁目の地場大手マンション開発・新栄住宅㈱(木庭義晶社長)の2017年9月期決算は、売上高が前期比81・2%増の49億8700万円、経常利益が同6・88倍の4億6800万円で、収益とも大幅増となった。

分譲マンションを中心とする不動産事業の売上高は同2・05倍の28億1000万円で、マンションの分譲戸数が前期の60戸から89戸に増えたことなどで大幅増となった。賃貸事業は同0・9%増の8億5500万円。流通事業は同5・8%増の3億9600万円。その他の売上高は笹丘や二日市などの中古物件の売却や福岡市早良区百道の賃貸マンションの一棟売りなどで、同5・75倍の9億2600万円で大幅増となった。

営業利益は新栄不動産販売㈱の設立に伴うCMなどの費用増加で販売管理費が増えたものの、売上増に伴う売上総利益の増加で同4・92倍の5億1700万円となった。税引前当期純利益は在庫物件への評価損及び修繕引当金が増えたものの、同3・26倍の1億9900万円となった。

今期は、今年7月に熊本市中央区新町の分譲マンションが完成し、9月完成を目指し福岡市早良区祖原に分譲マンションを建設する。また、一棟売りでは大野城市錦町の賃貸マンションが完成するほか、福岡市内で戸建事業を計画。売上高は前期比23・6%増の61億6500万円、経常利益は同79・4%減の9600万円を見込んでいる。

2018年1月10日発行