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製品開発強化を目指し大牟田市に新会社  東京都の日立ハイテクノロジーズ    社名は「日立ハイテク九州」


 半導体製造装置などの株式会社日立ハイテクノロジーズ(東京都港区、宮崎正啓社長)は、9月1日付で大牟田市手鎌に100%出資の新会社を設立する。事業開始は10月1日。
 日立ハイテクグループ全体の生産能力拡充と事業効率の向上を図るもので、会社名は「日立ハイテク九州」。資本金は8000万円。社員数は当面70人でスタートする。事業内容は関連会社からバイオ・メディカル事業の一部譲渡を受け、製品開発や技術開発力の強化を図るとともに、2020年をめどに生産能力を現在の4倍にする予定。初年度の売上高は下期のみで約6億円、17年度は約22億円を見込む。
 同社では「当グループの中心事業である医用分析装置やバイオ関連機器の開発、設計、製造に注力し、大牟田市における事業規模の拡大をめざしていきたい」と話している。
 同社は1947年4月設立。資本金は79億3800万円。従業員数は9988人(連結)。2015年3月期連結売上高は6196億円。12年にBCP(事業継続計画)対策で開設した工場「大牟田センタ」(同所)で医用分析装置やバイオ関連機器の一部を製造している。