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福岡市で見守りサービスの実証実験 otta


九州電力と共同で

位置情報サービスの企画・開発業の㈱otta(福岡市中央区天神3丁目、山本文和社長)は12月14日、九州電力㈱(福岡市中央区渡辺通2丁目、瓜生道明社長)と共同で福岡市での見守りサービスの実証実験を開始することを決定した。期間は18年1月〜3月まで。

福岡市と福岡地域戦略推進協議会により、IT・IoT 技術の活用で社会的課題の解決につながる民間企業の実証実験プロジェクトを支援・助成する福岡市実証実験フルサポート事業の採択を受け実施するもの。見守りサービス「otta」は低消費電力の近距離無線技術「ビーコン」を活用した専用端末から発する電波を、専用アプリがインストールされたスマートフォンがキャッチすることで、専用端末を身に付けた子供や高齢者の位置場所が特定できる仕組み。実証実験の対象は福岡市内の小学生と高齢者数百人を想定しており、専用端末を携帯してもらう。今回の実験では九電グループが保有する変電所や電柱などの設備を基地局の設置場所として活用する。同社では「本実験を通じて、IoT技術を活用した見守りサービスの有用性を検証し、事業化を検討したい」と話している。

2017年12月26日発行