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西鉄の交通系ICカード・ニモカと提携 全日本空輸


首都圏以外で初の多機能カード

全日本空輸㈱(=ANA=平子裕志社長)は12月13日、西鉄グループの交通系ICカード会社・㈱ニモカ(福岡市中央区天神1丁目、庄崎寛昭社長)は、三井住友カード㈱(久保健社長)と提携し、「ANA VISA nimocaカード」を発行した。

同カードはANAマイレージクラブ、全国での相互利用が可能な交通系ICカード、クレジット機能が一体となった多機能カード。これまで全日空ではJR東日本や東急電鉄などと連携したカードを発行してきたが、首都圏以外での発行は初めて。年会費は初年度が無料で、2年目以降は2000円(税抜き)。ANAのマイルとニモカのポイントが相互交換(1万マイル=1万ポイント、7マイル=10ポイント)できるほか、国内線搭乗時にカウンターでのチェックイン不要の「スキップサービス」のほか、ニモカのオートチャージ機能、西鉄の定期券機能が備わっている。

同日、西鉄天神福岡駅では記念セレモニーがあり、㈱ニモカの庄崎社長は「以前からANAと連携したカードの要望が多かった」とした上で、「来年5月に発行10周年を迎えるにあたり、カードのラインアップが充実した」と話し、全日空の宮川純一郎執行役員九州支社長は「首都圏以外で初の一体カードのスタートを九州で切れたことはうれしい。これを機に西鉄グループとさまざまな連携に取り組んでいきたい」と意気込みを話した。

2017年12月26日発行