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LED関連のNSマテリアルズを指定法人に  グリーンアジア国際戦略総合特区    ナノ蛍光体の開発拠点


 福岡県、福岡市、北九州市が推進するグリーンアジア国際戦略総合特区(事務局・福岡県)は2月19日、LED関連製品を製造するNSマテリアルズ(筑紫野市立明寺、金海榮一社長)を特区指定法人に指定した。
 指定の対象となる設備投資は、広色域・低消費電力を実現するLED関連製品「ナノ蛍光体」の研究開発・製造拠点を八女市広川町に建設する。ナノ蛍光体はLED用の新しい蛍光体で、液晶ディスプレイ等で用いられている。設備投資額は未公表。指定法人制度を活用し、設備投資に伴う課税の特例措置を活用する予定。これで、同特区を活用して設備投資を行った企業数は48社となった。
 小川洋福岡県知事は「御社のようなベンチャー企業が、特区を活用して市場展開をされるのは初めてのこと。福岡県内で生産体制を強化していただけることを、大変嬉しく思っている」と話した。また、同社の金海社長は「本格的な量産体制を進め、品質においてもコストにおいても競争力を高めて世界に飛躍したい」とコメントした。