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旧雑餉隈駅舎解体、仮設道路の工事に着手 福岡市


西鉄天神大牟田線連立体交差事業

福岡市は現在、市内都市部と県南部を結ぶ西鉄天神大牟田線の雑餉隈駅付近(約1・9キロ)で高架化事業を進めている。12月上旬の時点で事業費ベースで約67%に到達。18〜19年に工事ピークを控え、順調に進ちょくしている。

現在、事業区間全体の3割に当たる約90本の橋脚の建設が完了。昨年3月に路線の切り替えが完了した仮線方式区間でも、基礎工事が完了後、橋脚の工事に取り掛かる。そのほか雑餉隈駅では、現在の駅舎を解体し高架駅を建設するため、今月から平面の仮駅舎を供用開始する。

主に18年以降に本格化するのが、高架橋工事の本格化と合わせて筑紫通りの麦野跨線橋を仮設の平面道路に切り替える工事。跨線橋の一部が高架橋の建設に支障となることから、跨線橋の横に仮設道路を整備し、跨線橋の撤去と高架橋の工事を進めるもの。仮設道路への切り替えは今秋以降を予定している。

同事業は2010年に着工。周辺整備含み、23年の完成を目指す。総事業費は約340億円。

2017年12月26日発行