茨城県守谷市と包括連携協定を締結　福山コンサルタント

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グリーンインフラ推進、全国初

交通・都市などの調査・計画・設計コンサルタントの㈱福山コンサルタント（福岡市博多区博多駅東３丁目、福島宏治社長）は１１月２８日、茨城県守谷市（松丸修久市長）とグリーンインフラ（ＧＩ）に関する包括連携協定を締結した。

グリーンインフラとは、自然の恵みや力を社会に取り込み、課題解決や豊かさの創造につなげる考え方。計画的な導入に向けた協定締結は全国初で、包括連携協力により守谷市の自然資本を活用し、ＧＩによる地域課題の解決や地域活性化を目指し、市全体としての計画的なＧＩ推進を図る。具体的にはワークショップの実施、産官学民連携の検討推進体制・組織の立ち上げを経て、事業の立案・実行に移していく方針。現状の課題としては、住民の高齢化や街の老朽化、子育て環境の充実、周辺市との都市間競争などを挙げており、地域団体や企業が中心となる民間主導の持続的なＧＩ運営と発展に向けた取り組みを進めていく。福島社長は「豊かな自然を生かした地域活性化や課題解決に取り組みたい」と話している。

2017年12月19日発行