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九工大とブロックチェーン技術に関する共同研究 ハウインターナショナル


技術者育成目指す

大学を中心とした教育機関向けシステム開発の㈱ハウインターナショナル(飯塚市、正田英樹社長)は11月、九州工業大学とブロックチェーン(分散型台帳技術)とその応用に関する共同研究を開始した。

同社は正田社長をはじめ九州工業大学の卒業生が多く、また社長が客員教授で授業を担当しているなどかかわりがあり、同大学の新規研究の開始時期と同社の得意分野が一致し、共同研究に至った。同大学大学院情報学研究院の教授らと研究をしていく、期間は未定。主に検索の高速化やデータ比較処理の高速化などに用いる計算方法の高速ハッシュ計算などのさまざまな手法を用いた分散型台帳技術やそれらの技術が適応可能なサービスについて研究していく。今回の共同研究を軸にブロックチェーンの研究開発に携わる技術者の育成を目指し、同社役員が大学講義などを実施していく。

同社では「ブロックチェーン技術を広め、九州工業大学の発展にともに寄与し、多くの技術者を輩出していきたい」と話している。

同社は1999年7月設立。資本金7756万円。ソリューションの提供やモバイル・クラウド導入支援と関連サービス提供、ブロックチェーン応用技術の研究開発。従業員32人。

2017年12月12日発行