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22万トン級大型クルーズ対応の岸壁を据え付け 九州地方整備局


来年夏までに完成

九州地方整備局(増田博行局長)は11月28日と29日、福岡市博多区の中央ふ頭に22万トン級クルーズの着岸が可能な岸壁2基を据え付けた。

岸壁は北九州市若松区の日鐵住金鋼構造㈱で製作された全長69メートル、幅20メートル、重さ382トンと、全長70メートル、幅20メートル、重さ402トンの立方体で組み立てられたジャケットといわれる鋼材。据え付け作業は大型クレーン船で行われ、今年夏までに完成している延伸岸壁との間に1基ずつ据え付けられた。今後、岸壁上部のコンクリート工事などが行われ、来年夏までに完成する。

中央ふ頭クルーズ船の岸壁延伸工事は、急増する大型クルーズ船に対応するために、2年前から九州地方整備局による工事が行われており、博多ふ頭では今年夏までに16万トン級の着岸が可能な岸壁が整備されている。今回の工事は、寄港日が限定されている箱崎ふ頭に寄港しているアジア最大の22万トン級の着岸が可能になり、博多港の受け入れ機能がさらに高まることになる。

2017年12月5日発行