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SSに九州初となる日本郵便の宅配ロッカー 新出光


早良区内2カ所のSSに

石油製品販売大手の㈱新出光(福岡市博多区上呉服町、出光泰典社長)は11月13日、㈱日本郵便が展開する宅配ロッカー「はこぽす」を九州で初めて同市早良区内のサービスステーション(SS=給油所)2カ所に設置し、本格運用を開始した。

SSの付加価値を高めるとともに近隣住民の利便性向上に貢献するため、県内でも再配達率の高い早良区内で実現した。「はこぽす」は、通販・EC事業者に注文した商品(ゆうパック)の受け取り先として指定すると、利用者の都合に合わせて事前に通知されたパスワードを入力するだけで24時間いつでも受け取ることができるロッカー。両SSでは、郵便番号814地域内全域(814‐01除く)で不在連絡票を受け取った場合、ゆうパックや書留郵便物の受け取りも可能。今回SSへ設置することで、受け取り時に自動車を利用しやすくなった。

設置したのは、新出光が運営する早良区南庄5丁目の「I‐Store南庄店」(ローソン福岡南庄5丁目店)と、子会社の㈱イデックスリテール福岡が運営する同原5丁目のセルフ原SSで、両SSともに24時間営業。同日、I‐Store南庄店で開催した除幕式で、出光社長は「はこぽす設置で宅配便の再配達問題への貢献のほか、近隣住民の方々のライフスタイルの多様化や非対面取引のニーズなどにも対応できる。今後もご来店いただける店舗づくりを目指し、さらに付加価値向上を図っていきたい」と話した。

2017年11月28日発行